2012年1月12日木曜日

スペインへの旅

冬休みは、車でスペインへ行くことに。

ところが。

その3日前に大事件が勃発。
家族5人で車に乗車中、衝突事故に遭ってしまったのです。(運転手は夫。)


ご覧の通り、ボンネットが殆ど吹っ飛び、エンジンむき出しの状態に。

肉体的にも精神的にも、それはそれは大変な衝撃を受けたのですが、奇跡的にも家族全員無事でした。

ちょっと前の私はここでへこたれていたと思うのですが、最近再読した五日市剛さんの『ツキを呼ぶ魔法の言葉』を思い出し、
衝突直後は手を合わせてひたすら「ありがとうございます、ありがとうございます」と唱えていました。

後部座席の子供達も、事故直後は当然恐怖のあまりギャーギャー泣き叫んでいた訳なのですが、
ここで親がネガティブになると子供達の心にも影響を与えかねないと思い、
「皆無事で本当に良かった。神様に感謝しなくちゃね!生きてるだけで幸せなんだからね!」
と言い聞かせ、彼等も
「そうだね、良かったねー!」
と何とか落ち着きを取り戻しました。

普通相手が車で、これだけの事故を起こしてしまうと、色々と揉めてしまうケースもあるのですが、
ドアを開けた瞬間、お互い「大丈夫でしたか?」と気を遣い合い、幸い相手の方も無事で、冷静で紳士的な対応をして下さいました。

「ありがとう効果」で事態の悪化を免れたのか、一ヶ月経った今も家族全員特に体の異変もなく、大きなトラブルもないどころか、なんと車がリース車だった御陰で金銭的にも自己負担額ゼロという、考えられないような展開となっています。
改めて、「有り難うございます」という気持ちです。

さて、これだけの事故に遭い、3日後に車での旅行を控えていた我が家。
「どうしても行きたい!」と息子にせがまれ、
「代車で行くぞ!」と言いだした夫。

ところが、オートマ車を注文していた筈が、前日に届いた代車がマニュアル車。

「これはもう、行くなということじゃない。。。?」と夫にそれとなく諭してみたのですが、
「マニュアル乗るん15年ぶりやけど、これで行く。ちょっと練習してくるわ」
と夫。

これもちょっと前の私なら、「正気の沙汰か!?」と呆れ果てていたと思うのですが、
夫のメンタル面の強さと切り替えの早さは、ハワイのヒーラーのおじさんに絶賛されていたこともあり、
「ここはこの人を信じて付いて行くことにしよう」と決めました。
私自身も、この時は
「きっとこの壁は乗り越える為に用意されたものなのだ。もう、私は何も恐れない。何が起ころうと、私は全てを受け容れる!」
という境地に達していました。

そんなこんなで、決行することになったスペイン旅行。
私の免許はAT限定の為、運転は全て夫。
途中何度かエンストを起こされた時は正直生きた心地がしませんでしたが、トータルで3000キロのドライブを達成。
今こうして旅の報告、いえ、事故の報告をさせて頂いている次第であります。

そういう訳で、次回より旅のご報告が続きます。