ミラノを訪れた一番の目的は、レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』をこの目で観ること。
『最後の晩餐』は、ここサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院の壁画として描かれています。
ひとまず聖堂の中へ。
『最後の晩餐』の見学は完全予約制で、一度に入場出来るのは25人まで。
絵の損傷を防ぐ為、外気が入らない様、扉が厳重に設えられています。
広く薄暗い空間に浮かび上がる『最後の晩餐』を目の前にした時は、その迫力に思わず息を飲んでしまいました。
私が初めてこの絵についての話を聞いたのは、確か中学の宗教の時間だったはずです。
シスターから「『最後の晩餐』は修道院の食堂の壁画です」と聞いた時、こじんまりとした食堂をイメージしていたのですが、思いの外天井が高く、広いのに驚きました。
15分という限られた見学時間でしたが、この時間、この空間に居られることがとても特別に感じられ、感無量でした。
中は勿論撮影厳禁、ということで、この写真は売店で購入したポストカードを撮影したものです。
「死ぬまでに行っておくべき場所は?」と訊ねられたら、私はここをその一つに挙げます。